昨日は「ブロウチェク氏の旅」アルテンブルクでのプレミエ



image


今シーズン最後のプレミエです。ゲラで幕を開けてドイツ全土的に話題になったプロダクション、この「ブロウチェク氏の旅」のアルテンブルクでのプレミエ。いつもながらゲラに比べるとお客さんの入りは若干少なめながら、とても盛り上がった良い公演でした。
写真は、公演後に行われるパーティーの様子と、恒例のケーキ。「ブロウチェク氏の旅」とドイツ語で書かれていますが、僕は「O」の字をいただきました。はい。右にでかく写っているのはギュンターがいたずらして差しだしたフォークであります。
この間、還暦を迎えたというのに、歌手というのはいつまで経っても子どもですな。(いや、僕もか?)

“昨日は「ブロウチェク氏の旅」アルテンブルクでのプレミエ” の続きを読む

ブロウチェク、ゲラでの最終公演とテレビ取材

今日は、ゲラで最後の「ブロウチェク氏の旅」本番でした。次はアルテンブルクに場所を移しての上演になります。


image


公演数が他のレパートリーよりかなり少ないですが、これはこの作品の知名度の低さを考えるとまぁ妥当なところなのでしょう。
もっとも、絶賛の批評がドイツ中のオペラ雑誌に出た事もあり、毎回お客さんの入りはとても良いんですけどね。残念な気はします。

“ブロウチェク、ゲラでの最終公演とテレビ取材” の続きを読む

リーダー・アーベントの批評と「椿姫」



image


今日、よく考えたら13日の金曜日ですね・・・。今日は「椿姫」の本番でした。しばらくやっていなかったからみんなちゃんと段取り憶えているかなぁ・・・と思っていたら案の定、結構約束と違う事をやってくれる人が多かった。まぁおおむねあっていたので良いんですけどね。日本人はきちんとやろうとしすぎるかなぁ。

“リーダー・アーベントの批評と「椿姫」” の続きを読む

アルテンブルクでの「詩人の恋」「リーダークライス」



image


色々な目の前のことに追われているうちに、このコンサートの日が来てしまいました。準備を早めに始めておいて本当に良かった。アルテンブルクの室内コンサート(Kammerkonzert カンマーコンツェルト)シリーズの中で行われるもので、僕が思うに、歌曲だけのコンサートがこのシリーズで行われるのは珍しいのではないかと思います。一つのコンサートを構成するだけの歌曲を準備するのはかなりの時間と手間、熱意を必要としますからね。・・・前にも書いたとおり、歌曲への愛を何年もの間閉じこめておいた感じの僕にとっては、今はいくら歌っても足りないくらいの感じで、2月に行ったコンサートとは全く違うプログラムですが、もう次のプログラムを組みたい気持ちになっているくらいです。

“アルテンブルクでの「詩人の恋」「リーダークライス」” の続きを読む

CDのレコーディング



image


日曜日に健登の誕生日パーティー、月曜日に「魔笛」の本番を終えて、今度はCDのレコーディングです。本来は月曜日の「魔笛」の本番終了後にすぐ出発して、レコーディングの行われるフランクフルト・アン・デア・オーダーに向かうはずだったのですが、演奏に関わる楽器の組み合わせの関係で、僕の曲の録音が両方とも水曜日に変更になり、それに伴って僕の現地入りも火曜日でよいという事になりました。
本番のあとすぐに車で300km以上走るのは結構しんどいと思ったし、その上次の日に録音ではさらにきついと思っていたので、この変更はありがたかったですね。

“CDのレコーディング” の続きを読む

魔笛のプレミエは終わりました


image

昨日、「魔笛」のプレミエが無事に終わりました。無事とは言っても、結構波乱含みでしたね。ゲネプロを終わった時点で演出家が降りると言い出すし、転換など全然うまく行っていないのにろくにダメ出しもなくて。出も結局はプレミエ当日に緊急の稽古が入り、一応問題は全てクリアした上でのプレミエとなりました。

“魔笛のプレミエは終わりました” の続きを読む

「キャンドルの光でクラシックを」と復活祭の「オースター・ベルク」

昨日は、この「キャンドルの光でクラシックを」というシリーズに久しぶりに出演しました。アルテンブルクのハイツハウスというホールで行われているシリーズです。アルテンブルクでもう16年常任指揮者を務めているトーマス・ヴィックライン氏の監修しているシリーズで、その都度テーマを決めて、わかりやすい解説をまじえて、キャンドルの光と一緒に気軽にクラシックを楽しんでもらおうという企画。毎回売り切れになっているほどの人気です。
ハイツハウスというのは、言ってみれば暖房棟と言う感じで、かつては暖房設備が入っていた建物で、今は100人くらいの客席を持つ小さなホールとして使われています。

“「キャンドルの光でクラシックを」と復活祭の「オースター・ベルク」” の続きを読む

ナブッコの本番は演奏会形式に

今日の「ナブッコ」の本番は、結果的に演奏会形式になってしまいました。
アビガイッレを歌っているルツィア・ザルジュツカが病気のためですが、歌手が病気になると、ピンチヒッターの歌手を探して、その人に何とかこの演出を憶えてもらって上演するのが普通です。実際に一昨年のクリスマス休日のナブッコは、フェネーナのイローナ・シュトライトベルガーが病気で、ヴュルツブルクからピンチヒッターを呼んで切り抜けました。

“ナブッコの本番は演奏会形式に” の続きを読む

リーダー・アーベントの記事

思いがけず新聞に、金曜日のリーダーアーベントの記事が出ていることを知りました。


image


友人が電話で教えてくれたのですが。この演奏会の入場料は10ユーロだったのですが、それで合計960ユーロが椅子のために集まったということです。入場料以外にも寄付用の募金箱みたいなのが置いてあったからそっちにも集まったと思うんですが、そっちの金額はまだわかりません。
結構大きな記事で、写真も入っています。新聞記事になることを希望していたHeinigさんも喜ぶだろうと思って、昨日電話しておきました。写真をクリックしていただければ大きくなります。
チャリティー・コンサートだということで、結構注目度は高かったんですね。

“リーダー・アーベントの記事” の続きを読む