今シーズン最後のプレミエです。ゲラで幕を開けてドイツ全土的に話題になったプロダクション、この「ブロウチェク氏の旅」のアルテンブルクでのプレミエ。いつもながらゲラに比べるとお客さんの入りは若干少なめながら、とても盛り上がった良い公演でした。
写真は、公演後に行われるパーティーの様子と、恒例のケーキ。「ブロウチェク氏の旅」とドイツ語で書かれていますが、僕は「O」の字をいただきました。はい。右にでかく写っているのはギュンターがいたずらして差しだしたフォークであります。
この間、還暦を迎えたというのに、歌手というのはいつまで経っても子どもですな。(いや、僕もか?)
リーダーアーベントの批評
日本語訳のリンクを日記から張るのを忘れていました。
本文は5月13日の日記です。
https://teru.de/h/info/20050508KammerOZ.htm
ブロウチェク、ゲラでの最終公演とテレビ取材
リーダー・アーベントの批評と「椿姫」
アルテンブルクでの「詩人の恋」「リーダークライス」
色々な目の前のことに追われているうちに、このコンサートの日が来てしまいました。準備を早めに始めておいて本当に良かった。アルテンブルクの室内コンサート(Kammerkonzert カンマーコンツェルト)シリーズの中で行われるもので、僕が思うに、歌曲だけのコンサートがこのシリーズで行われるのは珍しいのではないかと思います。一つのコンサートを構成するだけの歌曲を準備するのはかなりの時間と手間、熱意を必要としますからね。・・・前にも書いたとおり、歌曲への愛を何年もの間閉じこめておいた感じの僕にとっては、今はいくら歌っても足りないくらいの感じで、2月に行ったコンサートとは全く違うプログラムですが、もう次のプログラムを組みたい気持ちになっているくらいです。
CDのレコーディング
魔笛のプレミエは終わりました
「キャンドルの光でクラシックを」と復活祭の「オースター・ベルク」
昨日は、この「キャンドルの光でクラシックを」というシリーズに久しぶりに出演しました。アルテンブルクのハイツハウスというホールで行われているシリーズです。アルテンブルクでもう16年常任指揮者を務めているトーマス・ヴィックライン氏の監修しているシリーズで、その都度テーマを決めて、わかりやすい解説をまじえて、キャンドルの光と一緒に気軽にクラシックを楽しんでもらおうという企画。毎回売り切れになっているほどの人気です。
ハイツハウスというのは、言ってみれば暖房棟と言う感じで、かつては暖房設備が入っていた建物で、今は100人くらいの客席を持つ小さなホールとして使われています。
ナブッコの本番は演奏会形式に
今日の「ナブッコ」の本番は、結果的に演奏会形式になってしまいました。
アビガイッレを歌っているルツィア・ザルジュツカが病気のためですが、歌手が病気になると、ピンチヒッターの歌手を探して、その人に何とかこの演出を憶えてもらって上演するのが普通です。実際に一昨年のクリスマス休日のナブッコは、フェネーナのイローナ・シュトライトベルガーが病気で、ヴュルツブルクからピンチヒッターを呼んで切り抜けました。