リーダー・アーベント本番が終了

一昨日、僕にとってドイツで初めてのソロ・リーダー・アーベントが終わりました。


image


無事に、というか大変好評に終えることが出来て、とても嬉しいです。日記としてこれの報告を書いていたんだけど、段々リキが入って来ちゃって、ずいぶん長くなったし、エッセイとして掲載することにしました。エッセイのページの方をご覧下さい。

“リーダー・アーベント本番が終了” の続きを読む

今日はこれからプレミエです


image
いよいよ今日はヤナーチェク作曲のオペラ「ブロウチェク氏の旅」のプレミエであります。今回は割と気楽と言えば気楽です。作品自体が珍しいものだし、もともとのお話がかなりイカレたお話で、演出が輪をかけてイカレた感じになっているので、演じる側にしてみるとわりと好きな芝居が出来るという感じ。実際、演出のマティアス・オルダーグからはHP(ハウプト・プローベ。本番と同じ条件での舞台稽古)になってからはダメらしいダメは出ておらず、「とにかく皆がどんどん自分の役を自分で発見してさらに楽しんで演じてくれるので、僕の方からは何も言うことはない」みたいな事でね。
一昨日のゲネプロの後なんかは彼は大変満足した様子で「こんなに稽古する喜びと結果の両方がもたらされるプロダクションというのは本当に珍しい」と感激しておりました。
ドイツのヤナーチェク協会の方も来ていたそうで、この珍しい作品をなんと8回も既にご覧になったそうですが、このプロダクションがその中で最高だと言ってくれたそうです。

“今日はこれからプレミエです” の続きを読む

むちゃくちゃな稽古・本番日程

もうね。今までもずいぶん無茶な日程をこなしてきたけど、今回は本当にキレそうになってます。どうしてそうなっちゃうのかなぁ。(ん?沖田のおきまりの文句だな、これ)
毎日、ブロウチェクの立ち稽古が朝と夜に入っているわけですが、それで昨日はナブッコの本番でした。

“むちゃくちゃな稽古・本番日程” の続きを読む

健登のオペラ・デビュー

デビューといってもね、出演したんじゃありません。見に行ったんです。今日は「フィガロの結婚」の本番だったんですが、健登はなんと4時間近くあるこのオペラを全部見たのでした。後半は帰るだろうと思っていたら、健登自身が「もっと見る」と言ったそうな。4歳で「フィガロの結婚」全幕見るかなぁ普通。

“健登のオペラ・デビュー” の続きを読む

栗拾い


image
昨日、マグデブルクの「フィガロの結婚」は、結局歌いませんでした。午前中に電話があり、「うちのバリトンがやはり歌うことになったので、来て頂かなくて結構です。準備してくれて感謝します」・・・
まぁこういうことはよくあるようです。でも、こっちはもう車で出るばかりになっていて、うちのドイツ語訳とマグデブルクで使っている役の違いがどこかとか、色々なことを考えて準備をしていたから、拍子抜けしたのも事実。

“栗拾い” の続きを読む

昨日のプレミエ・2

さて、こちらの1枚目の写真はプレミエ・プレゼントの山。僕は毎回、チョコレートと決めているんだけど、その役の衣装・メイクで撮った自分の写真にちょっとした言葉を添えてカードを作っています。
僕にとってはこれは毎回、一つの挑戦なのです。ドイツ語でちょっと笑える一文を書くというのがね。今回はこうしました。
2枚目の写真が僕の作ったプレゼントのアップです。

“昨日のプレミエ・2” の続きを読む

「椿姫」のプレミエーレン・フィーバー

今日は、「椿姫」の立ち稽古が舞台でありましたが、それ以外に「プレミエーレン・フィーバー」という本番がありました。これについて書いたこと、以前にもあったかもしれませんがもう一度説明しておきます。
この「プレミエーレン・フィーバー」と言うタイトルは「プレミエ(初日)の熱気」みたいな意味ですが、僕らの劇場では新演出初日の10日ほど前に行われる、解説付きの公開立ち稽古をこう呼んでいます。

“「椿姫」のプレミエーレン・フィーバー” の続きを読む

オープニング・ガラ・コンサート

土曜日にゲラ、日曜日にアルテンブルクで、今シーズンの開幕を祝うオープニング・ガラ・コンサートが行われました。僕は「椿姫」からジェルモンのアリア「プロヴァンスの海と陸」を歌って参りました。
先シーズンの時点では、僕はルツィア・ザルジュツカと「ナブッコ」からナブッコとアピガイッレの二重唱を歌うことになっていたのだけれど、どうも全体のプログラムが長すぎると言うことでカットになったらしい。だって、オペラからだけじゃなくて、芝居、バレエ、ミュージカル、とかく部門が競って出演しますからね、すごい長いプログラムになるわけです。

“オープニング・ガラ・コンサート” の続きを読む