バーバーのオペラ「ヴァネッサ」は、ハードな稽古日程でしたが、無事にプレミエを終え、二回目の本番もうまく行きました。オケとの稽古はGPのみで、オケピットではキュウリがごろごろ・・・・。いや、こういう言い方があるんですよ、ドイツ語で。オケの人が弾き間違いしたりしたすることをGurke(きゅうり)と言うもんでね。あれで次の日、本番は無理ぢゃ?と思うような状態でしたが、本番、何とかなりましたね。GMDのソレーン氏の手腕と言うことでしょう。
Vanessa思い出し稽古・・・で、いきなり通し稽古?
今週の金曜日はバーバー作曲のオペラ「Vanessa」のゲラでのプレミエです。去年の3月にアルテンブルクでプレミエを迎えたプロダクションで、ゲラの劇場の改修が終わるまで待っていたと言うことですが、13ヶ月ぶりの稽古だというのに、その「思い出し稽古」がいきなり「通し稽古」・・・。
マジかよ・・・と思っていたんだけど、まぁマジなわけで。
Bauernhofkonzert(農家でのコンサート)
明後日の土曜日、ゲラの近郊のWürchwitzと言うところで、Bauernhofkonzertと言うのをやります。こういうプロダクションがあるんだなぁと、プロダクションごとに張り出される参加者リストを見て思っていたんですが、今回は僕も歌うことに。
劇場の、宣伝活動の一環でもあるようです。近郊の小都市で演奏して、「次は劇場まで足を運んでくださいね!」と言うことでしょう。
レッスンとセッション
ロンドンももう7日目だ。明日はゲラに戻ります。スタンステッドからライプツィヒに飛んで、空港に置いてある車を運転して、ゲラに着いたら多分日付は変わっているでしょう。
昨日まで5回、合計9時間のセッションがありました。いつもの事ながら、本当に来て良かったと思ってます。日本で歌うヴォータンも一通りやったし、あとイタリアオペラのレパートリー、ドイツ歌曲・・・夏のデュオ・リサイタルの曲目・・・も技術的にチェックすることが出来ました。
今日はレッスンがもう無い日なので、少しゆっくり寝て、今はスターバックスでこれを書いております。さっきまで、夏にデュオ・リサイタルで歌う曲目の移調譜を作っておりました・・・。もう3ヶ月無いのにね。容子さん、遅くなってごめんよ。でも移調譜が出来ていないのはこの一曲だけです。後はもう作ってある。
友達の結婚式、そしてロンドン
明日は「コジマ」本番3回目
「コジマ」の本番は、プレミエとその二日後にあった後、3週間以上開けて明日が3回目です。こういう現代物をそういう風に間を開けてやるのは、あまり嬉しくないのですが、まぁ仕方ないです。
で、自分で想像していたとおり、「コジマ」の本番の後中断してしまった筋トレは10日ほど前から再開しております。実際に強制力が働かないとなかなかこういうのって続かない・・・人間というのは弱い生き物ですね・・・って、僕の精神力が弱いだけ?
ロンドン行きの準備、等々
比較的ゆるやかな日々
今日は新作オペラ「コジマ」のGP
長かった稽古期間でしたが、今日で終わりです。今日の夜、「コジマ」のGPがあります。「更新情報とニュース」の方にも書きましたが、この「コジマ」の初演はライブでラジオ中継(ドイツ時間5月5日19:30、日本時間5月6日 午前2:30)されます。これはインターネットラジオで日本でも聴くことが出来ます。興味がおありの方は是非聴いてみて下さいね。上演時間は休憩なしの70分ほどです。
稽古の方は、まぁ色々トラブルがありましたが(オペラだからね)昨日のHP(ハウプト・プローベ)第二回はまぁまぁ上手くいったのではないでしょうか。大がかりな舞台装置があるので、HP第一回は10回以上中断しましたが、昨日は2回かな?内容的には演出家は大変満足しているようです。
「訳詞」
実はこの夏、新しいカテゴリーの仕事をすることになっています。この夏というか、公演は夏にあるのですが僕の仕事自体はその前の段階でするものなので、もうほとんど終わっているのですが。
そう、タイトルに書きましたが「訳詞」です。
学生時代に、すでにあった訳詞にかなり手を入れて上演をしたことがありましたが、それも一から訳したわけでもなく、自分一人でやったわけでもないので、僕にとっては新しい挑戦でした。でも、やり始めてみると、思ったより楽しく、また自分にとって無理がない作業だと言うこともわかってきました。