マーラー「さすらう若人の歌」は大変好評でした



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まだ批評記事などは出ていませんが、色々な人が大変ポジティブな感想を寄せて下さいました。
実は僕としても大変満足度の高い演奏会でした。この曲は長く持っていたこともあるけど、やっぱり僕の感覚で言うと、楽器としてのバリトンの声の限界に挑戦している様なところがある曲だから、いつもいつもその限界に挑戦という形で練習し続けてきた曲なんですね。そういう蓄積が充分なされてきたこともあるだろうし、ここのところ力を入れている歌曲演奏の分野での進歩もあるし、うまくそういう要素が実を結んだ感じで、大変嬉しいです。
<写真を後からアップしました>

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「魔笛」も「椿姫」も好評

このシーズンに入って、アルテンブルクでの最初のプレミエが先日の「椿姫」だったわけですが、お客様もたくさん入って、我々も気合いが入ったし、シーズン開始の雰囲気を盛り上げました。
両方とも先シーズン終わりになくなったブリューアー教授の演出でしたので、「椿姫」のプレミエでは本来彼がカーテンコールにでるべきでしたがもちろん出来ないわけで、ドラマトゥルグの人が代わりにでて、ブリューアー教授への花束を舞台に捧げました。

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ポーニッツでの古城コンサート



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いやいや、怒濤の忙しさでサイトの更新どころか、日常的なことまでかなり滞っておりますが、昨日のコンサートが終わって、気持ち的には一段落しました。
実はまだゆっくり日記など書いている場合ではないのですが、簡単にコンサートの報告をすることにします。プログラム自体は去年の夏に東京の津田ホールで歌ったものとほとんど同じだったのですが、やはりホールの大きさもお客様も(特に国籍、年齢層など)違うので、雰囲気というのはまた新しく、とても新鮮な気持ちになりました。

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今日のジェルモンは急遽僕が歌うことに

僕はゲラのプレミエでジェルモン役を歌っているので、今回のアルテンブルクでのプレミエではダブルキャストの同僚バリトンにジェルモンを譲ることになっていました。これは一応規則というか、そういう取り決めになっているんですね。
で、僕はこの同僚が当初キャスティングされていたドビニー侯爵の役を、彼がジェルモンを歌うときは歌うことになっているわけです。

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NHK・FMの収録



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昨日は、NHKで「名曲リサイタル」の収録がありました。これはNHK・FMの番組なのですが、ライブ録音というかお客様の前でコンサート形式で録音する番組です。つまり、録り直しはなし。
二組のアーティストが出演する2時間の番組ですが、今回の収録では僕と、クラリネット奏者の山本正治さんで行われました。

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モーツァルトのレクイエム



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今日は、サントリーホールでモーツァルトの「レクイエム」の本番でした。レクイエムというのは死者のための鎮魂歌ですね。日本フィルハーモニー交響楽団の皆さんとご一緒させて頂くのは8月の第九に続いて2度目です。指揮の沼尻さんとは今回初めてご一緒させて頂きました。他のソリストは、ソプラノが天羽明恵さん、メッツォが永井和子さん、テノールが永田峰雄さん。テノールの永田さんとも初共演です。数年前にローマでのオーディションでお会いして面識はあったのですが。

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デュオ・リサイタル終わりました



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服部容子さんとのデュオ・リサイタル、無事に終えることが出来ました。来て下さった皆さん、ありがとうございました。ちょっと大きめのホールを借りてしまったので、お客様の入りを心配しつつ企画を進めていたのですが、多くのお客様に来ていただけて感激でした。

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ミューザ川崎での第九



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今日は第九を歌ってきました。夏に第九というのは珍しいという感じがしなくもないですが、ミューザ川崎というホールの、夏のフェスティヴァルだそうで、祝祭的な意味がある場合は常に第九というのはあうわけで、そういう意味で良かったと思います。
前半はマエストロの小林研一郎さんのトークで、休憩後に第九、というプログラムでした。ここで小林さんはご自身の音楽との出会い、第九交響曲との出会いなどをお話しされたのですが、楽屋のモニターでこれを聞いていた僕はすっかり感動してしまいました。小林さんの入魂の指揮の源泉はここにあるのだ!と思いました。

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「フィレンツェの悲劇」無事に終了しました。



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いやぁ本当に大変でした。色々な意味で。
まず、役が大変。音楽的にオペラ全体の80%強を一人で歌いきる役であるというだけでなく、重い役です。音域的にも中音域が多いのにオーケストラがむちゃくちゃ厚い。これはクリスティアンがとても上手に料理してくれたけれど。
そして80%強を歌うと言うことは、80%強の芝居を僕が引っ張っていくと言うことです。これがまた大変。次から次へと展開していく構成なので、ゆっくりと気持ちを切り替える暇が全然ないしね。

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今日はいよいよ本番



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本番の日に日記を書いている場合か?という気もしますが、まぁゲラでは良くやっていることだ。当然のことですが、本番の日は練習がないことが殆どなので、昼間は時間があり、でも体力を消耗するわけにも行かず、なかなか難しいです。一度動いておいて午睡をとるのが一番良いとは思うんだけど。今日は午前中に健登と公園で遊んできました。

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