まだ批評記事などは出ていませんが、色々な人が大変ポジティブな感想を寄せて下さいました。
実は僕としても大変満足度の高い演奏会でした。この曲は長く持っていたこともあるけど、やっぱり僕の感覚で言うと、楽器としてのバリトンの声の限界に挑戦している様なところがある曲だから、いつもいつもその限界に挑戦という形で練習し続けてきた曲なんですね。そういう蓄積が充分なされてきたこともあるだろうし、ここのところ力を入れている歌曲演奏の分野での進歩もあるし、うまくそういう要素が実を結んだ感じで、大変嬉しいです。
<写真を後からアップしました>
「魔笛」も「椿姫」も好評
このシーズンに入って、アルテンブルクでの最初のプレミエが先日の「椿姫」だったわけですが、お客様もたくさん入って、我々も気合いが入ったし、シーズン開始の雰囲気を盛り上げました。
両方とも先シーズン終わりになくなったブリューアー教授の演出でしたので、「椿姫」のプレミエでは本来彼がカーテンコールにでるべきでしたがもちろん出来ないわけで、ドラマトゥルグの人が代わりにでて、ブリューアー教授への花束を舞台に捧げました。
ポーニッツでの古城コンサート
今日のジェルモンは急遽僕が歌うことに
僕はゲラのプレミエでジェルモン役を歌っているので、今回のアルテンブルクでのプレミエではダブルキャストの同僚バリトンにジェルモンを譲ることになっていました。これは一応規則というか、そういう取り決めになっているんですね。
で、僕はこの同僚が当初キャスティングされていたドビニー侯爵の役を、彼がジェルモンを歌うときは歌うことになっているわけです。