リーダーアーベントのチラシ

劇場の後援会の方は、必ずこのチャリティー・コンサートは満員になるから、と宣伝する必要を感じてなかったようなのですが、椅子への寄付呼びかけを多くの人に知ってもらうことは悪いはずがないし、日にちなどによっては来たい人が来られないこともあるわけだし、宣伝はするに越したことはないと僕が強く主張して、チラシを作ることになりました。そう主張したこともあり、作成は僕が担当。椅子の寄付に関する文章は後援会の方で作ってもらいましたが。

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来月のリーダー・アーベント

新年のニュースレターには書いたのですが、サイトの方ではまだ発表しておりませんでした。来月4日の金曜日にゲラの劇場で初めてのリーダー・アーベント(歌曲の夕べ)を行います。ドイツで初めてのソロ・リサイタルです。はっきり言って、かなり気合い入ってます。場所はコンサートホールのフォワイエ。ここは今年の夏から改修工事の関係で使えなくなり、この場所でソロのコンサートをする機会はとうとう無かったなぁなんて思っていたところでもあり、これもまた嬉しい。

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ブロウチェクの稽古も大詰め


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今日はBO(舞台オーケストラ稽古)の第2回、第3回です。今回は指揮のGMD(音楽総監督)フェルツがずっといなかったので、かわりにスロヴィンスキー氏がオーケストラの下稽古をしてきました。そのせいもあって舞台オーケストラ稽古でもフェルツはかなりの時間を割いてオーケストラの方を手直しせねばならず、我々歌手としては待ち時間がいつもより長いのですが、まぁ仕方ない。こうなることは僕ははっきり予想してました。

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むちゃくちゃな稽古・本番日程

もうね。今までもずいぶん無茶な日程をこなしてきたけど、今回は本当にキレそうになってます。どうしてそうなっちゃうのかなぁ。(ん?沖田のおきまりの文句だな、これ)
毎日、ブロウチェクの立ち稽古が朝と夜に入っているわけですが、それで昨日はナブッコの本番でした。

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チェロと二人でリゴレット


 ブロウチェクの立ち稽古は順調に進んでいます。今週に入って場所を舞台に移して、今は第4場です。この第4場は演出のマティアス・オルダーグに言わせると一番難しいシーンで、たしかにかなりドタバタで、音楽も難しい上に動きが激しいので、これをすっきりやるのはかなり難しいです。

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栗拾い


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昨日、マグデブルクの「フィガロの結婚」は、結局歌いませんでした。午前中に電話があり、「うちのバリトンがやはり歌うことになったので、来て頂かなくて結構です。準備してくれて感謝します」・・・
まぁこういうことはよくあるようです。でも、こっちはもう車で出るばかりになっていて、うちのドイツ語訳とマグデブルクで使っている役の違いがどこかとか、色々なことを考えて準備をしていたから、拍子抜けしたのも事実。

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「ブルーチェク氏の旅」あらため「ブロウチェク氏の旅」

いつぞやの、ぴかチュウままさんの掲示板でのご指摘通り、やはりチェコ語ではブロウチェクという発音になるようです。あ、11月にプレミエのあるオペラの題名の話ですが。
昨日から立ち稽古が始まりまして、立ち稽古の現場で、固有名詞の発音はチェコ語の発音でそろえようと言うことになりました。それから今日は二回目の衣装あわせがありました。本来衣装あわせは一度で済むはずなんだけど、今回の僕の役は、マジックハンドの様な、長い手を使う場面があって、その「手」が届いたそうで、袖の長さなどを調整する必要があり、二度目の衣装あわせとなりました。

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HPの二回目

順調ですね。ダメ出しもえらい少なかった(これはこの演出家の場合、きわめて珍しいこと)。今回の「椿姫」プロダクションに関してあまり書いていないと思うのですが、今回、僕はジェルモンだけでなく、ドビニー侯爵も歌わねばなりません。最初の話ではジェルモンだけだったんだけど、僕が6月殆ど日本に行くことになっていて、その間にジェルモンがいないと稽古にならないという事で、ドビニー侯爵に予定されていたベルンハルトがジェルモンも歌うことになり、彼がジェルモンを歌うときは僕がドビニーを歌うと言うことで決着したようです。ベルンハルトがジェルモンのカバーを希望したという話も聞いたけれど。

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いよいよ「椿姫」のプレミエが近づいてきました。

明日はハウプト・プローベ第一回。明後日は第二回、そして水曜がゲネプロで、一日オフの後にプレミエが金曜日です。
水曜日と木曜日がBO(舞台オーケストラ稽古)でしたので、後は衣装を付けて照明なども入るハウプト・プローベを待つのみ、と言う感じのはずだったのですが、昨日の土曜日、急に立ち稽古を入れられてしまった。

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2004/2005シーズンの開幕

いよいよ夏の休暇が終わり、劇場が動き出しました!
久しぶりに合う劇場の同僚の顔は、6週間の休暇でしっかり命の洗濯をした!という感じで、輝いている感じがします。僕はといえば、今回は8/8まで本番があったので、日本から戻っての2週間が休暇だったわけで、日本人の休暇の取り方からすればこれでも文句は言えない、という気持ちはありながらも、6週間たっぷり休んだ例年からすると休暇不足で、なんだか8月31日の小学生の様な気持ちです。

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