夜の訪問者


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夜の8時頃、電話が鳴りました。誰かと思えば、うちの劇場の前GMDのガブリエルでした。ちょうど今ゲラに来ているという。今はシュトゥットガルト・フィルハーモニーのGMD(総音楽監督)です。僕より4つも年下なんだけど、着々と世界的な指揮者としてのキャリアを築いていますね。
相談があるから、ちょっと寄っても良いかというので、もちろんOKしました。

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トスカの批評の日本語訳

かなり日が経ってから劇場からもらったトスカの批評で、僕の事がべた褒めしてある事に後から気がついて、そのあとから気付いた部分を訳してみました。
結構、この日本語訳ってのが難しい。まぁ当たり前ですけど。
 
で、ネットを探すと、自動翻訳をしてくれるページとかあるんですね。

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指揮者ロルフ・ロイター氏が死去


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少し前のことなのですが、僕が大変お世話になったドイツの指揮者、ロルフ・ロイター氏が亡くなりました。80歳だったとのことです。ライプツィヒのオペラハウスのGMD(総音楽監督)を17年間、ベルリンのコミシェ・オパーのGMDを13年勤めた、まさにドイツオペラ界の重鎮です。
ロイターさんは、僕をこの劇場に連れてきた人です。残念ながらオーケストラとうまくいかずにGMDへの就任を見送り、この劇場で一緒に仕事する機会はありませんでしたが、コンサートなどでご一緒できました。

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オケあわせ


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今日は、朝がコレペティ稽古で、夜が「カルメル修道女の会話」のオケ合わせでした。この写真、オケ合わせをしたコンサートホールです。今日は歌手は二階客席から歌ったので、自分の出番がない時に二階から写真を撮ってみましたが、綺麗なホールでしょ。
今まではしたから写真を撮っていたけど、このホールはこのアングルの方が綺麗ですね。

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いよいよ8年目のシーズンが始まります。


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6週間の休暇が終わり、明日(もう今日だ)から、2007/2008シーズンが開幕します。僕にとってはこの劇場での8シーズン目になります。時が流れるのは本当に速い。
今回の夏休みは6週間のうち役4週間を日本で過ごしました。体調も乱れて結構大変だったけど、意義深い日本滞在でした。
第一日目のプログラムは9月にプレミエがあるプーランクの「カルメル修道女の会話」の立ち稽古から。劇場全体での総会は来週にあるようです。

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デュオ・リサイタルのあわせで


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ああ悔しい。まぁ仕方ないんですけれども。
8月21日のデュオ・リサイタルの練習、進んでおります。昨日も都内某所でピアノの服部容子さんと合わせをしました。僕の方は、実はちょっと体調がいまいちで、あした医者に行ってきます。すごく悪いわけでもないんですが、ちょっと気管が炎症しているようなのです。声帯は腫れていないようで、声の方には大きな影響は出ていませんが、咳が出ると厄介だし。
暑さには強いつもりなんだけど、クーラーがダメみたい。温度差もさることながら、湿度差が激しくてね。例年よりそれが堪えるなぁ。(年か?)

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チャイコフスキー、モモタロウ、などなど


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8月5日の日曜日、日生劇場の音楽ドラマ「チャイコフスキー」に行ってきました。前にも書いたと思いますが、僕はこのプロダクションの訳詩を担当したのです。僕は稽古には立ち会っていないので、どんな仕上がりになっているのかは全く知らない状態で劇場に足を運びましたが、素晴らしい舞台でした。チャイコフスキー役の宮本益光さんをはじめとして、皆さん素晴らしい舞台を作ってくださいました。

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4回目のTheater Oscarもらいました


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昨日は、僕の今シーズン最後の舞台であったガラコンサートでした。そしてこれは、Gesellschaft der Theater und Konzertfreunde Gera e.V.(ゲラ劇場・コンサート愛好家協会)とVereinigung der Theaterfreunde für Altenburg und Umkreis e.V. (アルテンブルクと近郊の劇場愛好家協会)が合同で選んでいる、テアター・オスカーの授賞式も兼ねています。今年は僕もノミネートされてトスカの2幕から冒頭部分を歌い、通算4度目となるテアター・オスカーを受賞しました。

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ゲラでのリーダーアーベント


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いやぁ終わりました。ゲラのコンサートホール・フォワイエでの歌曲の夕べ。R.シュトラウスの歌曲を22曲歌ってきました。この22曲はすべて、夏のデュオ・リサイタルで歌う曲目です。このコンサートは劇場後援会からの依頼で行ったチャリティーコンサートです。このコンサートホール・フォワイエの壁に掛かっている絵の修復費用を集めているそうです。こうして歌曲の夕べをやって欲しいと劇場後援会から依頼が来るのは、いつも僕になんだけれど、ドイツ人歌手にでなく日本人の僕にドイツ歌曲のコンサートをやって欲しいと言ってもらえるのは大変名誉なことです。本当にありがたいことだと思っています。
学生の時からずっと歌ってきたR.シュトラウスの歌曲ですが、ある種感慨深いことがあったのでエッセイとして書いてます。

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OTZ-Preis 新聞社による劇場アーティストの人気投票


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さっき、劇場から新聞記事のコピーが届いたんですけど、こんなの初めて。新聞社と提携して、劇場のアーティストの人気投票をしているらしいのです。で、僕もノミネートされている。オペラ部門から二人、演劇部門から二人、バレエ部門から二人で合計6人です。この中からOTZ(東テューリンゲン新聞)の読者が選ぶOTZーPreisを決めてくれ、という事らしいです。

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