追加公演が決まりました

更新情報の方ではもうお知らせしたのですが、8月11日の「小森輝彦・服部容子デュオ・リサイタルvol.2」の追加公演 を行うことが決まりました。翌日の8月12日、午後2時開演で、場所は銀座のヤマハホール です。
いやぁ、嬉しいですね。今回は本当に気合いが入っているので、一度で終わらせるのは本当にもったいなかったんですよ。

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ガラ・コンサートのGP

今日はアルテンブルクで、オペラ・ガラコンサート のGP(ゲネラル・プローベ)でした。

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あ、サイトの情報ページ のプログラム、変更してなかった・・・。
メゾ・ソプラノのニコルが妊娠したことで、まずプログラムの変更があって、ファルスタッフ最後のフーガ、セヴィリアの理髪師の3重唱、カルメンの5重唱が無くなって、その代わりにボエームの2幕のフィナーレなどが入りました。
その上、今週になってから、バスバリトンのベルンハルトが高血圧とかでしばらく歌えないそうで、彼の歌うザックスのモノローグもなくなり、テノールのカーステンも扁桃腺を腫らしてアリアは歌えないという事で、レンスキーのアリアもカット・・・。

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ショスタコーヴィッチのオペレッタ、稽古は進む

全然このプロダクションのことを書いていませんでしたね。
来シーズンから劇場の首脳陣が総入れ替えになる話は何度か書いたと思いますが、その新首脳陣のいわば「お披露目」プロダクションとなるのがこのオペラです。
ショスタコーヴィッチ唯一のオペレッタで、「モスクワ、チェルヨムシュキ」というタイトルなのですが、次期インテンダント(総裁)のマティアス・オルダーグ氏はどうしてもタイトルを「モスクワ、モスクワ」にしたいそうで、そういうタイトルで上演されることになりそうです。
今年はショスタコーヴィッチ の記念の年なんですよね。いま、wikipedia で調べたら、生誕100年なんだ。近郊のヴァイマールでも「ムツェンスクのマクベス夫人」が上演されて評判になっているようですが、我々のところでは世にも珍しいショスタコーヴィッチのオペレッタというわけで。

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8/11デュオ・リサイタルvol.2の詳細です!

やっとこれを発表できます。お待たせしました。 


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曲目についてはずいぶん前から告知していましたが、朗読が誰になるのかをお知らせできないでいました。
まぁその辺の話は置いておいて、朗読が誰かといいますと、なんとあの山本耕史さんです。
僕がどうしてこの朗読をどうしても山本耕史さんにお願いしたかったか、その辺は前の日記などを読んでくださっている方にはおわかりかと思いますが、今回、僕の方からの熱烈なラブコールを山本さんががっちり受け止めてくださって、この「美しいマゲローネ」の朗読を引き受けてくださいました。

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「椿姫」の最終公演

昨日はヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」の最終公演でした。


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プレミエは2004年の9月でしたから、1年半以上前になりますね。最初はゲラでプレミエがあり、その後アルテンブルクへ移りました。
この最終公演の僕にとっての意味合いというのは、一つはしばらくヴェルディのオペラとお別れだなぁ、という事。僕のヨーロッパデビューはプラハ国立歌劇場での「椿姫」ジェルモン役だったし、ここゲラの劇場へのデビューも「リゴレット」のタイトルロールだった。でも、今劇場で上演されている演目の中にはもうヴェルディはありません。新制作のヴェルディは来シーズンは予定されていないので、しばらくヴェルディのオペラを歌うことはないわけです。残念。
そして、もう一つ。これで僕は実質的に僕のシェフ(上司)であったProf. Blüherブリューアー教授ともお別れすることになります。あと数日で彼の命日 だけど、命日を待たずして、彼の演出した作品、そして5年の長きにわたった、極めてインテンシヴな彼との共同作業とも別れを告げることになりました。

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今日はグノー「聖チェチリアのための荘厳ミサ曲」の本番

なので、昨日はGPでした。


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今回は指揮がドレスデンの聖母教会のカントルのマティアス・グリューネルト氏で、彼自身の合唱団と、ゲラの教会関係合唱団、近郊のツァイツの合唱団などなど、多くの合唱団の合同プロジェクトでなんと合唱は170人。こんなに多くの合唱が集まるのはうちの劇場のオーケストラ定期では珍しい。カントルというのは辞書をひくと、「プロテスタント教会のオルガニスト兼合唱指揮者」とあります。要するに教会の音楽監督ですね。

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今日はオフ・・・新作オペラ「COSIMA」



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今日の日曜日は劇場の仕事はないのですが、たまっているデスクワークなどを片付けるためにバリバリ働かねばなりません。でも天気が良いし、健登ともちゃんと遊べない日が多かったし、午前中は3人でサイクリング。昨日買って大当たりだったスイカをタッパーに詰めて、ゲラの北方向にあるバート・ケストリッツの方向に向かいました。

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えらく間が開いたにもかかわらず、この間の続き

日記って、書けないときは書けないですね、本当に。
時間の問題ももちろんあるんだけど、気持ちの問題もあるし、書きたくても書けない話題もあるし・・・。
この間の日記で、健登の誕生日パーティーについて書いたんですが、後から考えて、「あれも書けば良かった」みたいなことが結構ありましてね。で、続きを書くことにしました。
結構、親としても時間と労力、知力も使ったので、後からもう一度振り返って楽しんでいる、と言うような部分もあります。親ばか丸出しじゃんね。

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お祈り

僕の誕生日にエッグ・ウォーマーをくれたGötz家の皆さんですが、もう一つ後からプレゼントをくれました。


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それは、クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩集です。この詩集の最初の方に「Dr.ルドルフ・シュタイナーのために」とあることからもわかりますが、モルゲンシュテルンはシュタイナーと深い結びつきがある詩人でした。

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「コシ・ファン・トゥッテ」の立ち稽古

順調といえるかどうかわかりませんが、ペースとしては一応ちゃんとすすんでおります。 


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1幕は全部一応立ちがついて、この間1幕だけの通しをしました。
2幕は意外に出番の少ないドン・アルフォンゾ。でも、役としてはストーリーの進行を管理するような立場なので、歌わない場面でちょこちょこ舞台に登場しますね。写真はアルフォンゾの衣装スケッチ。

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